フラってなに?
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フラの歴史
フラはハワイの古代からの伝統文化であり、アメリカ合衆国において貴重な伝統芸能として無形文化財に指定されているハラウ(スクール)もあるのです。ポリネシアの島々にはそれぞれ独特の踊りがあり、その中の一つであるフラについて少しお話します。

 フラの歴史は長く、ひとつのいわれではタヒチから移り住んだ人々がタヒチアンダンスの形を変えて独自の文化にしたと伝えられています。

 大きな流れとしては信仰と結びついていたものと娯楽として楽しんでいたものがあります。土着のハワイ人達はアイヌ人と似ている宗教観があり、全てのものに神が宿っていると信じ特に土地、自然現象に対しての信仰や、祈りの表現法の一つとしてフラが踊られたといわれています。又、酋長や、王様の存在が現れ始めると彼らに対する賞賛、敬意を示す表現としてフラが踊られたのです。

 娯楽としてのフラはよく、ハワイにアメリカ本土の宣教師が伝えた賛美歌に影響を受けて作られた歌と、ギター、後のスチールギターやウクレレによる演奏に合わせて踊られるようになったものです。宗教的、伝承的なフラはカヒコと括って今は呼ばれていますが、それと対象的にメロディーを伴う娯楽としてのフラはフラアウアナと呼ばれています。

 現在、フラがハワイで存続していることは奇跡に等しく、 というのも、1824年、まだハワイがアメリカ合衆国の属州になる前、西洋人官僚からフラ禁止令が出され、そこから100年近くもフラが公けの場で踊られることが無くなったのです。西洋文明の波が押し寄せていたハワイにおいて、キリスト教布教の妨げとなる宗教的意味合いのある踊りが不都合だったのと、先住民達が上半身裸で踊っている行為も野蛮だという理由のひとつだったのでした。1970年代に起こったハワイアンのアイデンティティー復興運動、ハワイアンルネッサンスと呼ばれる活動によってハワイの伝統文化をアメリカ本土に認識させるきっかけとなりまた、ハワイの血を引く人々に誇りを再び持たせることになりました。その中の一つの文化がフラでした。
 フラがハワイの人々に再び愛され始め、それを守ろうとした人々の努力によって現在、ハワイのホテルやフェスティバルでフラが欠かせないものとなっているのであり、日本やアメリカ本土、ヨーロッパなど世界中で人々を魅了し続けているのです。